オカメインコの挑戦 2

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傷心のオカメへの暴露療法の可能性

今回は、5月13日の東京新聞WEB版に掲載された記事「恐怖記憶を書き換える~」を参考に、オカメインコに嫌われてしまった場合の一つの対処方法の可能性について書きます。

上述のリンク先の記事は、PTSD治療に有用な受容体の発見についての記事です。その主旨は、ある種の受容体の働きによって恐怖の記憶が書き換えられることが判明したので、それを活性化すればPTSDの治療に有用であるという説です。その文中に、暴露療法のメカニズムの説明があります。それを読んで、暴露療法がオカメとの関係修復やオカメの恐怖心克服の参考になるのではないかと思いました。以下の鉤括弧内にその参考になる部分を引用します。


 「地震や事故などの恐怖の記憶は、脳にしっかりしまい込まれ、普段は書き換えられない。ところが元の体験を思い出すことで、固定されていた記憶が一時的に書き換え可能な状態に“引っ張り出される”ことがある。記憶の不安定化と呼ばれる現象だ。

 暴露療法は、恐怖体験をわざと思い出すことで記憶を不安定化させる。そのとき「事故は過去の出来事であり、いまは恐れる必要がない」と患者に認識させれば、恐怖記憶が正しく意味づけされて書き換わり、不必要におびえることもなくなる-略-

 マウスを特別なかごに入れて二秒間の電気刺激を与えると、驚いて「恐怖記憶」が固定される。PTSDに似た状態だ。このマウスを飼育箱に戻し、二十四時間後に再びかごに入れると、電流を流さなくても恐怖を思い出して、じっと動かなくなる。この状態で、かごに三分以上入れておくと記憶の不安定化が起きることが分かった。

 だが、三分間だけでは恐怖記憶は書き換わらず、元のままで再び固定される。飼育箱に戻して二十四時間後にもう一度かごに入れると、やはり動かなくなった。

 一方、かごに三十分間入れたマウスは「電流が流れたのは過去のことで、もう流れない」と学習して記憶が書き換わることがわかった。二十四時間後に再びかごにいれると、もう怖がらずに動き回った。PTSDが癒えた状態だ」


暴露療法がオカメインコに有用でないかと思われる根拠は、オカメが因果関係をある程度理解できるからです。例えば、オカメのクリッカートレーニングはオカメがある程度の因果関係を理解できることに基づいていると思われます。記事の中の実験に参加したマウスは、箱と電流の間の因果関係を認識し、それを記憶として固定化させたと思われます。オカメにも同様のことが見受けられることがあります。例えば、投薬のために手で捕まれて、口に無理やりチューブを入れられた場合に、その後、手を怖がるようになることがあります。それは手と不快な経験の間の因果関係が記憶として定着してしまったためではないかと思います。最悪な場合、そういう場合には、飼い主そのものが嫌われてしまうかもしれません。

そのように、オカメと飼い主の絆にひびが入ってしまった場合に、ひとつの手段として、何らかの形で暴露療法の発想を用いることができないだろうかと思いました。それは、オカメに「飼い主(or人間一般)に酷いことをされたのは過去のことで、もう飼い主(or人間一般)は酷いことをしない」と思わせることです。例えば、傷心を持つオカメインコと嫌われた飼い主が、互いに接近せざるを得ないくらいの狭い空間に一緒にいて何もしない。ただ一緒にいるだけ。それによってオカメが飼い主の無害性を認識すれば、オカメは癒されることでしょう。オカメの飼い主に対する認識が変化した後で、餌を手で与えれば、飼い主に対するポジティブな評価をオカメに持ってもらえるかもしれません。




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