オカメインコの挑戦 2

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『癒される日々 ペットの死をこえて』を読んで

『癒される日々 ペットの死をこえて』ゲーリー・コワルスキー 晶文社


本書は「ペットの死、その時あなたは」と異なり、テーマがペットとの死別に特化されています。また、一人の筆者によって執筆されています。『ペットの死、その時あなたは』よりも統一性と深さにおいて優れた本であると思います。


筆者はユニテリアン教会の牧師。本書には「死後の命はあるのか」という問いかけもありますが、どのような死生観につても否定も肯定もされていません。本書では、ペットの意味、その死の意味について理性的に執筆されているので、無信仰の私が読んでも違和感はありません。彼が牧師という職業上の経験から得た知恵が本書に反映されていると思います。

 




癒される日々

各章の始めには、ペットに関する文章の引用が載っていて、それらの引用元にも興味を覚えました。また、随所に興味深い引用がありました。そういった本や一文と知り合えることも本書のよいところだと思います。

 

本書では、ペットロスに陥ったときにいかにすべきかということについてやや具体的に述べられています。その意見の根底には、飼い主も一つの生命なのだから、ペットに対するのと同様、飼い主自身をも愛するべきだという考えがあります。食事を取り、適切に運動すべきといった当たり前のことが書かれています。「そんなことは分かっているよ!」と思うかもしれませんが、そのように自分自身を癒すためにはどのようにペットの死を理解すべきかということが本書全体を通して述べられています。

この本にも安楽死をテーマにした章があります。「生命の質」という言葉がこの本でも出てきます。筆者は安楽死に肯定的です。死があらゆる生き物に不可避であるということから、筆者は死を敵ではなく友となるべきものとして捉えています。飼い主の偽の希望によってペットの苦痛を不必要に長引かせるのではなく、安心してペットが旅立てるように飼い主が配慮することによって穏やかな別れがもたらされうると、筆者は考えています。安楽死については、事前によく考えておくべきだと思いますが、ペットを安楽死させた後に、それについて悩んでいる人にも、この章は応えてくれるのではないかと思います。

 

私が迷わずに「ペット」という単語を使えるようになったのは、この本のおかげです。最近、ペットはコンパニオンアニマルを貶めた言い方という考えが定着しつつあるように思われます。ブログは他の人にも読んでもらうものなので、ペットという言葉を使うことについて少し戸惑いがありました。一方で、私自身はペットという言葉に悪い意味はこめていないので、コンパニオンアニマルという代用語の使用に少し違和感がありました。しかし、「大好きな」「大切な」「身近な」「親密な」といった意味でペットという言葉を使う人にこの本を読んでもらいたいという筆者の言葉を読んで、安心してペットという言葉を使えるようになりました。

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