オカメインコの挑戦 2

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オカメインコ撮影用レンズの放射能測定

 前回は、オカメインコ撮影用に入手したレンズに放射能疑惑があるというお話しでした。今回は、そのレンズに本当に放射能があるかどうかについてお話しします。”Mr.Gamma A2700”という放射線量測定器を使用してレンズの放射線量を計測しました。



 まず、何もない自然な状態でどの程度放射線が発生しているのか計測してみました。レンズは80センチくらい離れたところにあります。その状態で0.087μSv/hという値でした。それは計測器が1時間あたり0.087マイクロシーベルトの放射線を受けるということを意味します。「シーベルト」という言葉は震災後よく耳にしましたね。地上1メートル地点で0.23μSv/hを超えると法律上の要除染レベルであるそうです。土面に近いほど放射線量が増えるそうです。計測場所は、膝くらいの高さです。土壌からの放射線をより強く受けていると思われますが、全く問題がない値が表示されました。震災後、計測場所近辺でとれたフナから基準値を超える放射線量が測定されたそうなのですが、現時点でここは安全。計測上の支障はなさそうなので、この場所でレンズの放射線量の計測を行うことにしました。
自然界の放射線量



 いよいよレンズの計測。キャップを付けた状態のお尻に測定器を向けました。液晶の数字が少しづつ上がってゆきます。要除染レベル閾値0.23μSv/hを超えました。さらに上がり続けてゆきます。最終的には3.055μSv/hを記録しました。何かの間違いかもしれないので、もう一度計測しましたが、やはり、3μSv/h以上になりました。歯科撮影で浴びる放射線量が0.01mSv(=10μSv)であるそうです。このレンズのお尻にキャップをつけて肌に密着させれば、1時間で歯科撮影3分の1回分の放射線を浴びることになります。
レンズ後部キャップ付き放射線量



 今度はキャップを外した状態のお尻を計測してみました。すると、4.327μSv/h。キャップを付けた状態から1.272μSv/h上昇しました。1時間あたり歯科撮影1回分弱の放射線量。キャップはプラスチック製の薄いものですが、それの有無で違うものなんですね。放射線は鉛でないと防げないと思っていました。
レンズ後部キャップなし放射線量





レンズ頭部キャップ付き放射線量
 そして、キャップを付けた状態の頭。1.011μSv/h。キャップを外すと1.156μSv/h。お尻の場合にはキャップをつけることで1.272μSv/h、29.4パーセントくらいの違いがでましたが、頭の場合には、0.145μSv/h、13.4パーセントくらいの違いでした。多分、放射線の発生源はお尻に近いガラスで、そこから頭のレンズの外側と内側両方に放射線が及んでいるのだと思います。お尻の場合も同じように内外から放射線を受けていると思いますが、お尻の外側から回り込んでくる放射線は、お尻の内側-筒内-頭の外側-筒の横を経由してお尻に戻ってきます。頭の場合、お尻から出た放射線は筒の横を経由してより短距離でやってきます。その違いが減衰率の違いになって現れたのではないかと思います。文章にすると自分でも何を言っているのかワカラナイ。説明が下手ですみません。
レンズ頭部キャップなし放射線量





 胴体の側面中央あたりも計測しました。1.802μSv/h。筒体は金属製なのですが、頭よりも高い数値です。両端から出た放射線が回り込んできているのでしょう。
レンズ側面放射線量




 レンズを取り付けた状態のカメラの後ろ側も計測しました。0.8μSv/hでした。キャップ付きの頭よりも弱い値ですね。私はこのレンズとカメラで撮影するたびにに0.8μSv/hくらいの放射線を受けることになります。1時間その状態をキープしても歯科撮影の10分の1以下ですね。昔の海外の映画を見ると、眼鏡をかけてカメラを首からぶら下げた日本人観光客が登場することがあります。そういう人は1日観光を楽しむことで歯科撮影1回分の放射線を受けていたかもしれません。ちなみに東京・ニューヨーク間の往復で浴びる放射線量は0.1mSv以上だそうで、歯科撮影1回分の10倍以上。高高度になるほど浴びる量が増えるそうです。海外から航空機で輸入される小鳥はある程度の放射線を受けてやって来るのでしょうね。

 一人辺りの世界平均年間自然被ばく量は2.4mSvだそうです。このカメラのむき出しのお尻を23日間肌身離さなければ、1年分の自然被ばく量を浴びることになります。イランのラムサールでは、年間被ばく量が、何と、最高100mSvだそうです。それに適応したタイプの人類が暮らしているのでしょうか。そういえば、オカメインコは紫外線が強いオーストラリアに暮らしていますが、原種は黒っぽい色ですよね。

 さて、保管時・撮影時にこのレンズをオカメインコから数十センチメートルはなしておけば、オカメインコに全く害はありません。雛の入った小さなプラケースにこのレンズを長期間密着させて撮影するといったようなことをしなければ問題はないでしょう。撮影者は撮影時に微量の放射線を受けますが、居住地が汚れている場合とは違い、一日中放射線を浴びることはないので、やはり問題はないと思われます。ただし、レンズを割ってしまって、その破片が体内に入ると大変危険です。オカメインコは齧ることが大好きなので、要注意です。そういう意味では、やはり、普通のレンズよりも気を使わなければならないレンズであると思います。




2017年1月7日フブ

 最後に、このレンズで撮影した一昨日のフブの様子を掲載します。画像の中のフブはエサ皿の上でうとうとしています。日没が迫り、室内は暗くなりましたが、比較的低感度で撮影可能でした。撮影される画像が実際の状況と同じくらいの明るさになるように調整して撮影しました。明るいレンズが活躍する状況の一つが、こういった暗めの状況です。夕暮れや早朝、曇天時のオカメを、その時々の明るさを生かして撮影できるのは便利です。暗さに強いということに関しては、このレンズ以外の大口径レンズでも―高価であるということを除けば―よいと思いますが、写りに関してこの放射能レンズならではのよいところがあるので、それについての記事を次回かその次あたり載せようと思います。




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