オカメインコの挑戦 2

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

「毛引きの要因 6/6」 毛引きへの報酬 1/2




やっと毛引きシリーズ連載は今回で最後になる予定でしたが、記事が長くなってしまったので2回に分けます。今回と次回は、トレーニングにも用いられる「報酬」が、毛引きにおいては毒にも薬にもなるというお話です。オカメのクリッカートレーナーを趣味としている私には、とても合理的に思われる考え方です。

上の動画は、フブがクリッカートレーニングしている様子です。彼は歳をとっていて、覚えがあまりよくないので、いまだに基礎的なことをトレーニングしています。それでも、彼の理解はずいぶんと進んできているように見受けられるので、10歳のオカメにもそれなりの効果があるようです。


私が「フブー」と呼ぶと、彼は「ヒャイ!」と返事をします。すると、「報酬」がでてきます。この報酬がほしいばかりに、気まぐれな彼でも、私の呼びかけに、少なくとも、トレーニングの間は百発百中で応じます。ある行為に対して報酬を与え、それをクリッカーと報酬で強化する、その一連の過程がクリッカートレーニングです。報酬は餌とは限らず、場合によっては、頭ナデナデなどでも構いません。要は、快を与えることが重要です。


さて、毛引きのコは、しばしば、知らず知らずのうちにトレーニングを施されている場合があります。「うちのコの毛引きに報酬を与えたことはないぞ!」という人は、今一度、毛引きに対して自分がどのような行動をとってきたかを振り返ってみる必要があるかもしれません。


例えば、毛引きをして、自分のオカメが「ぎゃっ!」と叫んだとします。飼い主の情として、自然に、「どうしたの?」とオカメのもとに駆けつけたくなります。実は、この飼い主の反応が毛引きオカメにとっては報酬となりうるものなのです。もしも、寂しがりやのオカメが、「自分を傷つければ、飼い主の気を引くことができるんだ・・・」と気がついてしまったら、毛引きを繰り返すようになってしまうかもしれません。一般に、呼び鳴きをするコは無視するのがよいと言われますが、同じ理屈です。呼べば飼い主が来ると理解してしまうことによって、呼び鳴きがエスカレートしてしまうことがあります。


ところで、ある行動を報酬と結びつけて覚えさせた後、同じ行動に対して報酬を与えなくすると、その行動は一時的にエスカレートします。しかし、無報酬が続くと、やがて、その行動をとる回数が減ってゆきます。この理屈を毛引きに当てはめると、どうでしょうか。


急に毛引きを無視するようになると、おそらくは、毛引きは激しくなります。しかも、毛引きには複数の要因があるので、無視をしたからといって毛引きが止む保障はありません。それゆえに、私は一度強化してしまった毛引きを急に無視することには反対です。


では、どうすればよいのか?ACSは、飼い主の関心を引こうとすることから起こる毛引きに対しては、新たに別の行為に対して同様の「報酬」を与えることを勧めています。同サイトが挙げる具体例は、毛引きのコがおもちゃで遊んでいるときに飼い主が声をかけてあげることです。どうしてこの行為が毛引きの解決につながりうるかというと、おもちゃで遊ぶときに「報酬」を与えることによって、毛引きと報酬の結びつきを相対化できるからであると思われます。


おもちゃで遊んだときに飼い主の気を引くことに成功したオカメは、「おもちゃで遊ぶと、飼い主が私に関心を持ってくれるのね!」と理解するようになるはずです。そうなると、毛引きが飼い主の関心を呼ぶという記憶が弱くなってきます。そこから、それと反比例するように、毛引き行為に反応を示さないようにするとよいと思います。オカメは頭がよいので、合理的に飼い主の気を引こうとするはずです。おもちゃと飼い主の関心の関係を強調しつづければ、この問題はかなり緩和されるのではないかと思います。


クリッカートレーニングの知恵は思わぬところで役に立つことがありそうです。


フブ : フュイフュイ ! ( いつも応援ありがとう ! )


スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント

++送信できない場合にはお手数ですが右のメールフォームからお知らせください++


管理者にだけ表示を許可する
 

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。